◆今月の主宰作品
◆今月の主宰作品
■干 柿 大串章
寂聴の法話に月の微笑めり
露の世の俳諧の道余念なし
行く秋や読み残したる本あまた
鶏頭花数へて子規の句を思ふ
鰯雲銚子漁港を覆ひけり
漁師町抜け秋麗の浜に立つ
漁具小屋の続く細道虫の声
稲掛けて大棚田より海を見る
干柿に夕日かがやく藁屋かな
落花生揺さ振り土を落としけり
終列車下りて夜寒の駅に立つ
渡り鳥見上げ棚田を見下ろせり
■干 柿 大串章
寂聴の法話に月の微笑めり
露の世の俳諧の道余念なし
行く秋や読み残したる本あまた
鶏頭花数へて子規の句を思ふ
鰯雲銚子漁港を覆ひけり
漁師町抜け秋麗の浜に立つ
漁具小屋の続く細道虫の声
稲掛けて大棚田より海を見る
干柿に夕日かがやく藁屋かな
落花生揺さ振り土を落としけり
終列車下りて夜寒の駅に立つ
渡り鳥見上げ棚田を見下ろせり