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百鳥俳句会公式サイト

◆更新情報

2024/10/1 「百鳥会公式サイト」6月号、アップいたしました。

◆主宰巻頭言(「百鳥」令和6年5月号)

■30周年を迎えて  大串章
 「百鳥」は平成6年4月に発足し、今年創刊30周年を迎えることとなった。この至近の5年間は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により未曽有の困難な事態となった。令和2年4月に発令された緊急事態宣言により、一堂に会して会議・作業を行うことが厳しく制限されたのだ。その過酷な環境の中で、編集・校正・発送を担当するスタッフは懸命に努力を重ね、「百鳥」は欠号することなく順調に刊行しつづけることができた。創刊30周年を無事迎えることができたことを素直に喜びたい。
 百鳥創刊号の巻頭言に〈特に綱領は定めない。「百鳥」の名のように、各自が各自の方法で飛びたてばよい〉と記したが、今回、百鳥30周年記念コンクール「評論の部」の応募作、「寺田寅彦の俳句論について」「子規のユーモア」「寺田寅彦を探る」「俳句創成期の女性俳人の気概 阿部みどり女の句から読み解く」「宮津昭彦の俳句」「私の芝不器男」「安住敦論」「秋元不死男覚え書」など多岐にわたる作家論を読んで、各自が各自の立ち位置で多くの先達から多面的に学んでいることを知った。これぞまさに各自が各自の方法で飛びたつ基盤である。
 この5年間、コロナ禍により句会も吟行も出来ない鬱陶しい時期がつづいたが、嬉しいニュースもあった。神田松鯉さんが2019年、講談の分野で重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定されたこと、森賀まりさんが2023年、句集『しみづあたたかをふくむ』で第62回俳人協会賞を受賞したことなど、百鳥の仲間として忘れられない喜びであった。

◆最新情報・お知らせ

■第30回鳳声賞受賞者発表(同人対象の結社賞)
 後藤 雅夫

■第30回百鳥賞受賞者発表(会員対象の結社新人賞)
 森 はじめ
 豊田 昌代

■第5回帆翔賞(作品20句/同人〔一部除く〕・会員応募)
 帆翔賞  林喜久子
  準賞  早瀬和子
  佳作  國田欽也
      中條ひびき
      長浜よしこ
      堀木基之

■第62回俳人協会賞
 森賀まり句集『しみづあたたかをふくむ』

■第16回文學の森賞入賞
 影島智子句集『畑が呼んでゐる』

*すべての受賞(2016年1月以降)をご覧になるには ⇒ こちらをクリック♪

■新刊案内
大串章 句集『恒心』 百鳥叢書124篇 発行所/角川文化振興財団 定価/2970円(税込)
 ※百鳥発行所の在庫分が完売となりました。
  以後のお申し込みは株式会社KADOKAWAまでお願いいたします。

太田土男著『季語深耕 まきばの科学 ―牛馬の育む 生物多様性―』 百鳥叢書138篇 コールサック社 定価2,000円〈税別〉

太田土男著『松崎鉄之介 ―俳句鑑賞ノート― 』 百鳥叢書137篇 私家版 定価2,000円〈税別〉

北川玉樹句集『壮年記 』 百鳥叢書136篇 東京四季出版 定価/2970円(税込)

北川玉樹句集『青年記 』 百鳥叢書135篇 東京四季出版 定価/2970円(税込)

松田雄姿 句集『天恵』 百鳥叢書134篇 私家版 頒価/ー

森賀まり 句集『しみづあたたかをふくむ』【新装版】 百鳥叢書125篇 ふらんす堂 定価/2750円(税込)

太田土男著『大野林火 ―俳句鑑賞ノート― 』 百鳥叢書133篇 私家版 定価/定価1800円

松本珍比古 句集『花蘇芳』 百鳥叢書132篇 発行所/角川文化振興財団 定価/定価2700円(税込)

𠮷見シナヨ 句集『おもいでの日々』 百鳥叢書131篇 発行所/文學の森 定価/2000円(税抜き)

徳永真弓 句集『日降坂』 百鳥叢書130篇 発行所/ふらんす堂 定価/定価2860円(税込)

太田土男 著 『季語深耕 田んぼの科学 -驚きの里山の生物多様性-』 百鳥叢書129篇 発行所/コールサック社 定価/2000円(税別)

山下明宏 句集『邂逅』 百鳥叢書128篇 発行所/ふらんす堂 定価/2970円(税込)

森賀まり 句集『しみづあたたかをふくむ』 百鳥叢書125篇 発行所/ふらんす堂 定価/2800円(税別)

影島 智子 句集『畑が呼んでゐる』 百鳥叢書127篇 発行所/文學の森 定価/2970円(税込)

青池 亘 句集『海峡』 百鳥叢書126篇 発行所/東京四季出版 定価/2970円(税込)

『自註現代俳句シリーズ 石﨑宏子集』 百鳥叢書123篇 発行所/公益社団法人俳人協会 定価/1200円(税込)

森 加名惠 句集『歩き神』 百鳥叢書119篇 発行所/ふらんす堂 定価/1980円(税込)

藤井淑子 句集『野薔薇』 百鳥叢書122篇 発行所/喜怒哀楽書房 定価/2000円(税別)

太田土男 句集『草泊り』 百鳥叢書121篇 発行所/ふらんす堂 定価/1800円(税別)

若林杜紀子 句集『みづうみ』 百鳥叢書120篇 発行所/ふらんす堂 定価/2500円(税別)

◆創刊のことば(「百鳥」平成6年4月号より)

■「百鳥」創刊30周年
 平成6年4月に創刊された「百鳥」は、令和6年に創刊30周年を迎えました。
 「百鳥」令和6年5月号は、創刊30周年記念号として特別企画を多数掲載。
 作品、エッセイ、大串章作品鑑賞など、外部執筆者から多くのご寄稿を頂戴いたしました。
 大串章主宰と詩人・井川博年氏との記念対談、
 記念コンクール(俳句の部/評論の部)の受賞者発表、
 同コンクール俳句の部、選考座談会ほか、
 主要同人や新鋭・中堅作家の特別作品などが掲載されています。
 また、創刊30周年を記念して、誌友の最近5年間の自選作品をまとめた、
 「百鳥俳句選集 第Ⅴ集」も発刊されています。